犬のアレルギーに獣医おすすめのフード
犬の食物アレルギーとは
動物には、体内に細菌やウイルスが入ってくると、それらを【異物】として撃退する免疫機能があります。しかし、本来は体にとって有用である食物を【異物】(アレルゲン)として認識してしまうことにより起こる症状を、食物アレルギーといいます。
比較的若い年齢で発症することが多い食物アレルギーは、体に様々な悪影響を及ぼしてしまうのです。
食物アレルギーの原因と症状
基本的に、食物アレルギーの原因は食物に含まれるたんぱく質が主な原因とされています。しかし、どのたんぱく質に反応してアレルギーを起こすかはその子その子によって違うため、アレルギーの原因を追求するためには、動物病院での専門的な検査が必要になります。
また、食物アレルギーを発症すると、以下に挙げる症状が見られるようになるので、飼い主さんも愛犬の変化に気付くことが可能です。
■体を痒そうに掻いている
■皮膚の炎症
■下痢
■嘔吐
また、コッカー・スパニエル、チワワ、ダックスフンド、プードル等の犬種は食物アレルギーになりやすい傾向になるので、特に注意が必要です。
食物アレルギーの原因となる食物
食物アレルギーを起こしやすい食物(アレルゲン)には、以下の食物が挙げられます。ほとんどのドッグフードに含まれている場合が多いのですが、その中での何の食物にアレルギーがあるかは、動物病院での検査が必要となります。
■肉(牛肉・豚肉・鶏肉)
■チーズや牛乳等の乳製品
■パンなど小麦を含む食物
獣医師おすすめのアレルギー対応のドッグフード
食物アレルギーを発症した場合、アレルギー対応のドッグフードに替える必要があります。食物アレルギーの場合、アレルゲンを取り除いたフードを与えれば、アレルギー症状は出ないため治療等はとくに必要ありません。
つまり、食事療法だけで良いのです。
■アミノペプチドフォーミュラ
炭水化物原がコーンスターチ、窒素原がアミノ酸及びオリゴペプチドで構成されている食物アレルギー対応の療法食
■ダッグ&タピオカ
消化性の高いたんぱく質(ダッグ)と炭水化物原としてタピオカで構成されている療法食
■低分子プロテイン
食物アレルギーの原因となりにくい加水分解したたんぱく源を使用
以上のフードは、すべて食物アレルギーに対応したドッグフードです。獣医師がおすすめしているフードの上に、動物病院で販売されている療法食なので、愛犬の症状にあったフードを選んでもらうと良いでしょう。 また、こちらの機能別ドッグフードやドッグフードのブランドについても合わせてご覧ください